- 自分が亡くなった後、家族の負担やトラブルを減らしたい
- 大切なデータや思い出を確実に継承したい
- 適切なコストで利用できるサービスを知りたい
こんな悩みを解決できる記事を40代終活ガイドが書きました。
本業は総合病院(眼科)に勤務しています。医療系FPとしてセミナー講師・地方紙でコラムを連載した経験があります。
がんサバイバーの母と終活をはじめるために終活ガイド1級、さらにエンディングノート認定講師資格を取得しました。
「私がいなくなった後、スマホの中のデジタル遺品はどうなるんだろう…」
ふと心配になったことはありませんか?
デジタル時代、私たちの「遺品」も変わりました。
昔は家にあるアルバムや通帳などを遺品としていました。
今はスマホの情報や銀行の口座情報、証券の取引データなどの大切なデジタル資産も「遺品」となります。
昨年末に亡くなった私の父は、デジタル系のものはほとんど使っていませんでした。
それでも情報をひとつひとつ整理するのには時間がかかりました。
これがきっかけで、私自身「もし自分が亡くなったときは、どうなるんだろう…」と考えるようになりました。
そして、デジタル終活について調べ始めた矢先、出会ったのが「akareco(アカレコ)」でした。
本記事では、40代で終活ガイドの私が、デジタル資産継承サービス「akareco」の体験談を紹介します。
使ってみた私の正直な感想は
「私にとって、一石二鳥のサービス」。
この記事を最後まで読むと、40代から始めるデジタル遺品の整理には、意外なメリットがあることもわかります。
あなたのデジタル資産を、大切な人にしっかり繋げる準備をはじめてみませんか?
パスワードもデジタル遺品?
時代が求める新たな遺品の形
デジタル遺品は、近年の技術進化とデジタル化の波によって誕生した新たな遺品の形です。
現代では、デジタルデータは私たちの生活と密接に結びついています。
スマートフォンやパソコンは日常生活に欠かせないものとなり、私たちの思い出や日常の記録、さらには財産や権利も、デジタル形式で存在しています。
このような貴重な情報は、私たちが亡くなった後に残る新しい形の「遺品」となっています。
デジタル遺品って何?
デジタル遺品はその形や内容が多岐にわたります。
- ネット銀行、ネット証券
- 仮想通貨・FX資産
- スマートフォン・パソコンのロック解除パスワード
- Amazonや楽天などのID、パスワード
- サブスクのアカウント情報や引き落とし設定
- SNSのアカウント
- 電子メールアカウント、その中のメッセージ
- Google Driveなどで保存された文書、写真、動画
その他、本人しか把握できていないデジタル関連情報 など
デジタル遺品の特徴と重要性
デジタル遺品は、目に見えないもの。
そのため、パスワードやアクセス方法、データの場所など、情報の取り扱いが非常に重要となります。
また、デジタル遺品の中には、個人情報やプライバシーに関わるデータも多いため、適切な管理や処理が求められます。
生前にどのような意向を持っていたのか、家族や大切な人がわからない場合、亡くなった後のデジタル遺品の取り扱いが難しくなることもあります。
これらの理由から、デジタル遺品の存在を理解し、生前のうちに整理・準備をしておくことは、家族や大切な人にとっても大きな意味を持ちます。
生前整理でトラブル回避!
自分が亡くなった後のトラブルを避けるため、デジタル遺品の生前整理はとても大切です。
増えすぎたデジタルデータを断捨離
40代は、インターネットやスマートフォンの急速な普及を背景に、さまざまなデジタルサービスやアプリケーションを使用してきた世代です。
その結果、SNSアカウント、電子メール、オンラインショッピングやネット銀行といったアカウントとデータが蓄積されていることが一般的です。
これらのデジタル遺品は、放置しておくと後での整理が大変になるだけでなく、パスワードを忘れたり、アクセス方法が分からなくなるリスクも高まります。
40代のうちからデジタル遺品の整理を始めることで、データの管理やアカウントの把握を効率的に行うことができます。
その結果、後の手間や混乱を避けることができます。
40代から始めるデジタル遺品整理、実は早すぎない!
家族の負担をぐっと減らせる
生前にデジタル遺品を整理しておくことの最大のメリットは、家族や大切な人への負担軽減です。
亡くなった後に、家族が故人のデジタル遺品を探し出す、アクセスする方法を調べる、必要なものを選別するといった手間は計り知れません。
特に、スマホのロックが開かないため、資産の詳細が分からず、相続の手続きが進められないことも増えています。
40代であれば、家族とのコミュニケーションも取りやすく、デジタル遺品の取り扱い方やアクセス方法、データの場所などを伝えることができます。
そしていざという時には、家族は迅速かつ確実に手続きを進められ、感情的な負担や時間的なストレスを大幅に減らすことができるのです。
自分の意志が守られる
40代はキャリアの中盤、子供の成長や教育、親の高齢化と介護、資産の管理といった、多くの課題に向き合う時期。
この時期に、デジタル遺品の整理をしておくと、将来の不安を一つ解消できます。
デジタル遺品の内容や管理方法を家族に伝えておくと、もしもの時も自分の意志が守られるという安心も手に入れることができます。
デジタル資産継承サービス「akareco(アカレコ)」とは?
「akareco(アカレコ)」は、月額495円(税込)で、必要不可欠となりつつあるデジタル資産継承のサポートをしてくれるサービスです。
このサービスの最大の特徴は、デジタル資産の情報を登録しておけば、いざというとき指定した承継者がこの情報にアクセスできる点にあります。
月額495円なら、続けやすそう!
渡したい情報のみ
現代の私たちは数々のデジタル資産を持っています。
SNSのアカウント、重要なデータ、思い出の写真、メッセージなどの中から、伝えたいものだけを選ぶことができるのが「akareco」の魅力です。
相続に必要な情報だけではなく、自分の人生や思い出を形成する情報を選び、まるでタイムカプセルのようなオリジナルのデジタル遺品を作ることができます。
継承者に事前通知するか/しないか選択できる
いつ自分がなくなるかなんて、だれもわかりません。
そのため、継承の準備をひそかに始める方もいれば、家族や大切な人にすぐに知らせたいと考える方もいらっしゃるでしょう。
このサービスでは、継承者への事前通知を自分のタイミングで行うことができるので、プライバシーを守りながら自分の意志をしっかり反映できます。
うちはおふたりさまですが、今のところ一人でひそかに始めています。
賢くアカウントの整理・管理
「akareco」は亡くなった後の情報継承だけでなく、生きている間のデジタルアカウントの整理・管理にも非常に役立ちます。
複数のSNSやオンラインサービスのアカウント情報を一元化し、バックアップも手軽に取ることができます。
これにより、日常生活でのアカウント管理が格段に楽になります。
私にとって、一石二鳥のサービスです。
継承者は永年無料で利用可能
継承者は「akareco」を永年無料で利用できます。
また、継承者はお見舞金として5,000円が受け取れます。
高度なセキュリティー技術
デジタル情報は非常にデリケートなもの。
そのため「akareco」は高度なセキュリティ技術を採用しています。
ユーザーのアカウント情報は特別な鍵で暗号化され、外部からの不正アクセスを防ぐための2段階認証も導入されています。
このように、安心して利用するための機能が充実しています。
自分の生きた証が残せる
生きてきた証を、デジタルの世界に遺すことができる「Web墓場」。
Web墓場は、契約者が亡くなった後に公開される特別なオンラインページです。
具体的には、契約者が亡くなったことが確認された後、指定された継承者が必要な書類を提出。
手続きを完了させた上でログインを行うと、Web墓場が公開されます。
友人や知人が訪れ、故人からのメッセージを読んだり、SNSアカウントや作品を見ることができるメモリアルスペースとなります。
Web上にメモリアルスペースって面白いですよね。
画像引用元:akareco
「お弔い銭」とは、伝統的なお悔やみの気持ちや弔意をデジタル時代に合わせて新しく提供されるサービス。
故人や継承者、そして送金者が安心してお香典やお供えのように気持ちを伝えることができます。
これからは、こんな新しいスタイルが普通になるのかもしれませんね。
「akareco」登録から利用までの流れ
デジタル資産継承サービス「akareco(アカレコ)」を利用するまでに、実際に行った流れを紹介します。
1.アプリをダウンロード
「akareco-デジタル資産継承サービス-」のアプリをダウンロードします。
「アカレコ」だと出てこないので、「akareco」で検索!
2.Web版でサインアップ
新規アカウントを作成します。
メールアドレスや基本的な情報の入力が求められ、認証手続きが完了すると、アカウントが有効化されます。
画像引用元:akareco
3.契約者の2段階認証
スマホのSMS(ショートメッセージ)に届いた5桁の数字を入力します。
画像引用元:akareco
4.契約者設定
以下の契約者情報を入力します。
- 氏名
- メールアドレス
- ログインPW
- 携帯番号
- 生年月日
- 世帯主
- 住所
画像引用元:akareco
契約者ユーザーIDは自動発行されますよ。
5.継承者設定
情報を継承させる人を決め、その人のメールアドレスに通知メールを送る設定を行います。
継承者は親族だけでなく、信頼する友人や知人など、親族以外の人を指名することもできます。
- 継承者氏名
- 契約者との続柄
- 継承者のメールアドレス
- 継承者の写真登録
- 継承者の銀行口座
画像引用元:akareco
継承者を1人登録します。
6.カードを作成
「カード」とは、情報を整理するための小さなデジタルノートのようなもの。
たとえば、SNSアカウント情報や、定期購読している雑誌のサブスクサービスなど、生活の中の「一つの項目」を一枚のカードに書き留めることができます。
そして、このカードの良いところは、作れる数に制限がないこと。
つまり、あなたが持っている情報がどれだけ多くても、すべて個別のカードに整理して保存することができます。
これにより、大切な情報がバラバラになったり、失くしたりする心配がぐっと減りますね。
以下の情報が一目で分かるカードにまとまっているので、必要なときにサッと見つけ出すことができますよ!
画像引用元:akareco
- 銀行口座
- ゆうちょ口座
- 証券口座
- 仮想通貨
- クレジットカード等
- 年金・保険
- 負債・借金
- スマホ・PC
- SNS・著作物
- メールアカウント
- サブスクアカウント
- 各種サービス など
IDやパスワードは忘れているものもあって、探すのに時間がかかってしまいました(苦笑)。
画像引用元:akareco
カードに情報を入力したら、継承する/しない、のどちらかを設定します。
まだ途中ですが、私の場合こんな感じになっています!
まとめ【まずは無料でプレ終活】
- 生前に指定したデジタル資産の継承が可能
- いざというとき家族が簡単にアクセスできる
- 複数のSNSやオンラインサービスのアカウント情報を一元化
近年、デジタル遺品の生前整理が行う、デジタル終活が重要視されるようになってきました。
実は、私たちが日常的に使っているデジタル資産の情報は、将来的に大きな影響をもたらすことがあるのです。
たとえば、パスワードがわからなくなると、貴重な写真やデータへアクセスできなくなることがあります。
また、サブスクなどは意図せずサービス料が発生し続けるリスクも考えられます。
40代は家庭や仕事で忙しい時期ですが、このサービスを使用すると、
突然のアクシデントや不測の事態に備え、自分の大切なデジタル情報が適切に管理され、意志が守られる安心感が得られます。
また、大切なデジタル資産を整理しておくと、いざというとき家族が簡単にアクセスできます。
さらに複数のSNSやオンラインサービスのアカウント情報を一元化し、バックアップも手軽に取れるというメリットもあります。
「akareco」を実際に使ってみましたが、手順は非常にシンプルで、迷うことなく進めることができました。
ただ、カードを入力する作業は、思いのほか時間がかかり、飽きっぽい私は挫折しそうになりました。
そこで、1日1枚カードをつくる!と決めて、現在もコツコツ入力中。
と同時に、不要なデジタル資産の断捨離も行っています。
使っていないクレジットカード、サービスは解約しようと思っています。
これらの情報は日々変わる可能性が高いので、定期的にログインして見直し、必要があれば更新や継承計画の見直しを行いましょう。
「akareco」が気になった方はプレ終活の一環として、無料トライアルからはじめてみませんか?
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