母親が一人暮らしで心配…子どもにできること・見守りの始め方ガイド

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この記事で解決でできるお悩み
  • 「一人暮らしをさせて親がかわいそう」と言われてしまう。
  • 高齢の親が一人暮らしできる限界は?
  • 遠方に住む親との連絡頻度はどれくらい?

「同居は難しいけど、何かできることはないかな…」

離れて暮らす母のことをふと思い出し、不安になる瞬間ってありますよね。

私も、70代の母が一人暮らしをしている中で

「元気かな?ちゃんとご飯食べてるかな?」

「転んだりしてないかな?」と、見えない心配を感じてきました。

この記事では、

  • 一人暮らしの親によくある心配ごと
  • 実際に取り入れてよかった“さりげない見守り”の方法
  • 見守りを始めるタイミングの目安

…などを、体験ベースでやさしくまとめています。

同居はできなくても、親が安心して暮らせるサポートはきっと見つかります。

そんな“今できること”を、一緒に見つけていきましょう。

目次

一人暮らしの親のよくある心配事

  • 犯罪被害にあう恐れがある
  • ケガや病気に気づきにくい
  • 薬を正しく飲めていない
  • 認知症の兆候に気づけない
  • 栄養不足になっていないか
  • 一人で寂しいと感じていないか

高齢の親が一人暮らしをしていると、ふとしたときに不安がよぎりますよね。

  • 「元気かな?ちゃんとご飯は食べてるかな?」
  • 「転んだり、体調を崩したりしてないかな…」
  • 「もしかして、詐欺や犯罪の被害にあってないかな?」

私も母が一人暮らしをしているので
その気持ち、よくわかります。


ここでは、多くのご家庭で共通する“親の一人暮らし”に関する心配ごとをまとめてみました。

犯罪被害にあう恐れがある

一人暮らしの高齢者は、詐欺や強盗のターゲットになりやすいです。

「オレオレ詐欺」「還付金詐欺」「架空請求」など手口は年々巧妙に。

最近では、SNSや“闇バイト”経由で集められた若者による高齢者宅を狙った強盗事件もニュースで頻発しています。

一人暮らしの母を持つ家族として、他人事ではありません。

💡 万が一のときに頼れる“駆けつけ型見守りサービス”もあります。

親の安全を守るために、どんなサービスがあるのか、選ぶ前に知っておくだけでも安心材料になります。

▶詳しくはこちら:高齢者見守りサービス12社を比較!

ケガや病気に気づきにくい

高齢者は体調の変化に気づきにくく、「ちょっとしたこと」と思って病院へ行かないケースが多いです。

転倒や脱水症状を放置してしまい、あとで大事になることも少なくありません。

これまで、そんな患者さんをたくさん見てきました…。

また、離れて暮らすと「変化に気づけない」ことが一番の課題。


「電話しても大丈夫そうだったけど、実は…」という話もよく聞きます。

💡 温度センサーや人感センサーなど“異常検知”ができる見守りグッズも有効です。

たとえば、夜中にトイレに行かない・お風呂が長すぎるといった“ちょっとした異変”に気づけるタイプもあります。

「うちはWi-Fiがないから無理かも…」という方でも大丈夫!

▶詳しくはこちら:【徹底比較】Wi-Fiなしで使える高齢者見守りセンサー8選

薬を正しく飲めていない

高齢になると複数の病院に通っていて薬の数も多くなりがち。

さらに、同じ薬でも名前が違うジェネリックなどが混在すると混乱を招きます。

私も母が、がんの治療中、服薬管理には本当に悩みました…。

一時期は、自分で一包化をして、100円ショップの袋に朝・昼・夜のシールを貼っていました。

母が実際に使っているお薬カレンダー
(ダイソーで165円)。

見やすいから、間違えずに飲めるね。

私たち親子にとっては、このカレンダーがぴったりでしたが、使いやすさや認知レベルに応じて選べるサポートアイテムは他にもたくさんありますよ。

💡 今はお薬カレンダーや自動ピルケースなど、服薬サポートアイテムも豊富です。

認知症の兆候に気づけない

認知症の初期段階は、ほんの少しの変化しか出ません。

  • 料理をしなくなった
  • 身だしなみが雑になった
  • 同じ話を繰り返す

こうした変化は、同居していないと気づきにくいことが多いんです。

電話越しでは普通に会話できても、実は日常生活に支障が出始めていることも…。

💡 生活リズムの変化に気づけるセンサー型サービスや、コンセントに挿すだけで使える「見守りプラグ」も心強い味方です。

実際に私も、auの見守りプラグを導入してみたところ、母の様子がスマホで簡単に確認できるようになり、安心感が大きく変わりました。

▶ 実際に導入した見守りプラグのレビューはこちら


栄養不足になっていないか

高齢になると、買い物や調理の手間から「簡単なものだけで済ませる」ことが増えます。

結果、タンパク質・鉄分・ビタミンが不足しがちで、体力や免疫力の低下につながることも。

母も一時期、栄養が偏ってしまい、血液検査で注意されたことがありました。

💡 今では冷凍の宅配弁当を上手に活用して、“あたためるだけ”の手軽さで栄養バランスをサポートしています。

特に、噛む力や食欲に波がある高齢者には「やわらか食」や「少量で栄養が摂れるタイプ」の弁当が便利です。

高齢者向け冷凍宅配弁当ランキングはこちら

一人で寂しいと感じていないか

高齢になると、家族との距離だけでなく、社会とのつながりも減っていく傾向があります。

「誰とも話さない日がある」「季節の変化を誰かと共有できない」——そんな日々が続くと、孤独感や孤立感が心の負担になってしまうことも。

母も「なんとなくさみしい日がある」と話していたことがありました。

定期的な電話やLINEでのやりとりももちろん大切ですが、ちょっとした“つながり”が日常にあるだけでも、心の安定につながります。

最近は、声かけをしてくれる見守りロボットなど、孤独感を和らげるアイテムも登場しています。

💡 母がお気に入り!ネコリコ版BOCCO emoも、「今日はどんな予定があるかな?」「どんな一日を過ごしたかな?」と話しかけてくれます。

▶ネコリコ版BOCCO emoの使用レビューはこちら

“ただのロボット”ではなく、“会話ができる家族”のような存在になってきています。

子どもが親にできる!3つの安心サポート

親が一人暮らしをしていると、ちょっとしたことが気になったり、不安になったりすることもありますよね。

日本の高齢化が進む今、「何かあってから」ではなく、「元気なうちから」のサポートがとても大切になっています。

では、私が母のために実際に始めた
“3つのサポート”を紹介します。

LINEとロボットで日常的なコミュニケーション

LINEなどのSNSを使ったコミュニケーション

一人暮らしの親の安否確認には、電話やLINEなどのSNSを使ったやり取りが、もっとも手軽で身近な方法です。

日常的にちょこちょこと連絡を取ることで、体調の変化や様子の違いに早く気づくことができ、お互いに安心感が生まれます。

ALSOKの「別居している高齢の親を持つ子どもの意識調査」によると、40代女性は「月1回程度」の連絡が最も多く、50代女性になると「週1回以上」が最多になるそうです。

年齢が上がると、親とのやり取りの頻度も自然と増えるようですね。

ちょっとしたLINEのやり取りでも、親にとっては嬉しいもの。

終活や生活のことなど、真面目な話題も意外と話しやすくなるのが不思議です。

コミュニケーションロボットを活用した見守りサービス

最近では、LINEに加えて「話しかけてくれるロボット」を活用した見守りサービスも注目されています。

実は、前のパートでもご紹介した「ネコリコ版 BOCCO emo」ですが、日常的な会話や安否の確認にも大活躍してくれています

はじめは「ロボットで大丈夫かな…?」と半信半疑でしたが、今では母との暮らしに欠かせない存在に。

たとえば朝は、「今日はどんな予定があるかな?」「何か楽しみなことある?」と、さりげない声かけをしてくれるので、母の様子が自然と分かるようになりました。

一言交わすだけでも安心できるし、話のきっかけにもなっています。

LINEや電話に加えて、こうした“会話できる見守り”があると、ふとした孤独感も和らぎます。

「見守りロボットって本当に役に立つの?」と気になった方は、私が使ってみたレビューもぜひご覧ください。

安心・安全に暮らすためのバリアフリー化

  1. 段差の解消
  2. 照明の明るさ調整
  3. 防寒対策
  4. 危険な場所の確認

「家の中は慣れているはずなのに、ちょっとしたことでケガをしたら…」

そんな不安を感じたこと、ありませんか?

高齢者が一人暮らしを安全に続けるためには、自宅の住環境整備が重要です。

住環境を整えることで、日常生活の利便性はもちろん、安全性も大幅に向上します。

その積み重ねが、「この家で、まだまだ自分らしく暮らせる」という安心感につながります。

1. 段差の解消

家の中にある小さな段差は、転倒の大きなリスクです。

段差解消スロープを設置したり、床材をフラットに変更することで、転倒の危険を減らすことができます。

2. 照明の明るさ調整

暗い場所は見えにくく転倒の原因となりやすいです。

また、照明が明るすぎるとまぶしさが負担となることもあるため、間接照明や調光可能な照明を取り入れて、最適な明るさに調整することが大切です。

3. 防寒対策

寒さは高齢者の健康に大きく影響します。断熱材を追加したり、暖房設備を見直すことで室温を保ち、快適で健康的な生活をサポートできます。

4. 危険な場所の確認

親と一緒に、家の中に危険な場所がないか確認しましょう。

例えば、手すりを取り付けたり、滑り止めマットを敷くなど、転倒を防ぐ工夫が大切です。

また、電気コードや床に置いた物を片づけるだけでも転倒リスクが減り、安全な住環境が整います。

どうしても片づけられない電気コードは、足が引っかかってもすぐに外れる「マグネットコンセント」を使っています。

今は、扇風機のコードをさして使ってるよ。

まずはひとつだけでもOK!
できるところから、整えていきましょう。

元気なうちに親の希望や情報を聴いておく

「このまま一人で暮らしたいのか?」「いつか施設に入りたいのか?」

こうした親の本音は、元気なうちにこそ話しておくのが大切です。


どんなサポートが必要かを具体的に考えておくと、よりスムーズにサポートできますね。

エンディングノートで医療情報や連絡先を整理

親の希望を聞くだけでなく、医療情報や薬の管理方法、緊急連絡先などをエンディングノートにまとめるのもおすすめ。

医療の希望や、かかりつけの病院名、普段飲んでいるお薬の名前など——いざというとき、誰が見てもわかるようにしておくだけでも、安心感はぐっと増します。

親が元気なうちにこうした情報を共有しておけば、もしもの時に落ち着いて対応できます。

エンディングノートを一緒に準備するのも◎

親世代の中には「書くのは面倒…」と感じる方も多いです。

でも、家族がそばで聞きながらまとめてあげるだけで、ぐっとハードルが下がります。

「備え」から「安心」へ、家族で一緒に進めてみましょう。

“話す”だけでも立派な終活の一歩。


親の一人暮らしサポートを開始するタイミング

高齢者単身世帯の割合が増加中

親が一人暮らしをしていると、急な病気や事故があったときに、すぐに気づけないことが心配ですよね。

厚生労働省のデータによると、2025年には団塊世代のすべてが75歳以上になり、75歳以上の高齢者が全人口の18%を占めるとされています。

さらに2040年には、6世帯に1世帯が高齢者の一人暮らしになるとも予測されています。

今は両親が元気でも、どちらかが亡くなったり、長期入院や施設への入所となれば、急に親の一人暮らしが始まる可能性ありです。

慌てないように、今から考えておきたいですね。

一人暮らしの限界は?いつまでできる?

一人暮らしの限界はいつなのか、そしてどのようにサポートするべきか、これらは平均寿命と健康寿命の違いを理解しておく必要があります。

みなさんもよくご存じの通り、日本の平均寿命は世界でもトップクラスです。

特に女性は90歳近くに迫っています。

ここで重要なのが平均寿命ではなく「健康寿命」

健康寿命とは、健康上の問題で日常生活に制限のない期間、つまり自立した生活が可能な期間を指します。

平均寿命と健康寿命には差があり、時には10年以上も開きがあります。

つまり、何歳まで一人暮らしができるかは、年齢だけではわからないのです。

親が75歳を過ぎたら、子どもとして日常生活で困っていることがないかを確認したり、生活環境やサポート体制を見直してみましょう。

介護未満でもケアは必要?

私の母はまだ介護が必要な状態ではありませんが、定期的な通院は欠かせません。

実は、母が70歳になったときに高齢者見守りサービスについて色々と調べて、利用をすすめたことがありました。

見守りサービス使ってみない?

いらないよー!何かあったら連絡するから。

と言われて、その時は私もあっさり諦めてしまいました。

当時の見守りサービスは、ほとんどがWi-Fiが必要で、手続きも少し面倒だったんです。

それから5年が経ち、母も75歳に。後期高齢者の仲間入りです。

そこでもう一度、見守りサービスを調べてみると、今はサービスの種類も増えて、手軽に利用できるものがたくさんあることに驚きました。

「見守りサービス」って、テレビでもよく見るようになったね。

今回は使ってくれそうな予感。

私の場合、自立して生活している母には、「さりげない見守り」がちょうど良いと感じています。

この「さりげない見守り」とは、たとえば、こんな方法があります。

  • 部屋の動きを感知するセンサー
  • 毎日の習慣を記録する見守りロボット
  • コンセント型の生活検知アイテム

ただし、親が年齢を重ねると、必要な見守りのレベルも変わってきます

そのため、親の状態をこまめに確認し、その時々に合わせた見守りサービスを取り入れていくことが大切です。

まだ大丈夫と思いこんで、変化のサインを見逃さないように。

【まとめ】一人暮らしの親と子どもが幸せに過ごすための心がけ

  • 親の一人暮らしに対する不安は、見守りサービスで緩和
  • 住環境整備は安全性を高める重要なステップ
  • 親のサポートをはじめる目安は「75歳」

現代では、高齢の親が一人暮らしをすることは珍しくありません。

しかし実際、「一人暮らしをさせて、親がかわいそう」「呼び寄せたらどう?」といった言葉をかけられることがあります。

多くの方が一人暮らしの親に心配を抱くのは当然かもしれません。

しかし、適切なサポートさえあれば、親も安心して快適な生活を送ることができるのです。

親の一人暮らしが増えている今だからこそ、子どもにできるサポートの形も、どんどん広がっています。

ただし、サポートは「やりすぎ」も「やらなさすぎ」も問題です。

近づきすぎれば、自立心を奪ってしまうことも。

離れすぎれば、ちょっとした異変を見逃してしまうことも。

見守りサービスや日常のコミュニケーションを工夫しながら、親が安心して安全に暮らせるようサポートしていきましょう。

親が住み慣れた街で、安心して暮らせる環境を整えるのが目標です!

Q&A

親が一人暮らしをするのは何歳までが限界ですか?

一人暮らしの限界は「年齢」ではなく、「暮らしぶり」で考えるのがおすすめです。

目安として「健康寿命」を参考にしつつ、日々の生活に不安がないか、様子を見守っていきましょう。

一人暮らしの親と連絡を取る頻度は?

年齢や健康状態によって違いますが、40代は「月1回」、50代になると「週1回以上」が多い傾向です。

LINEやビデオ通話などを上手に活用して、親の様子をさりげなく見守っていけると安心ですね。

親が一人で犯罪に巻き込まれないか心配です。

高齢者を狙った詐欺や強盗などの犯罪被害は、年々増加傾向にあります。

セコム・ホームセキュリティ」や「ALSOKみまもりサポート」のような、安心して頼れる見守りサービスの導入も一つの方法です。

親が薬を正しく飲めているか不安です。

高齢者には薬の管理が難しいことがあります。ピルケースお薬カレンダー一包化の利用などで飲み忘れや飲み間違いを防ぎましょう。

また、薬局で薬剤師に相談してみるのもおすすめです。

見守りサービスの利用はどのタイミングで始めるべきですか?

見守りサービスの導入は、75歳前後を一つの目安にするとよいでしょう。

最近では、「MANOMA(マノマ)」のように、開閉センサーや室内カメラを組み合わせたハイブリッド型のサービスも登場しています。

親の状態や希望に合わせて、負担の少ない方法を選んでみてくださいね。

スクロールできます
見守りサービス見守り方法初期費用月額
セコム
親の見守りプラン
(レンタルプラン)
緊急通報
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48,400円
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※契約満了時返却
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緊急通報
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>>高齢者見守りサービス12社を比較!【令和版】心配を安心に変える方法

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