年賀状じまいで後悔した人は約1割。私が3人への年賀状をやめられなかった理由

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年賀状じまいシールを買ったのに、どうしても貼れなかった相手が3人いました。

友人あての年賀状には、迷わず貼れたんです。

でも、お世話になった方の年賀状には、どうしても貼れない。

「年賀状をやめたら、後悔するかな……」

そんなことを考えながら、昨年は結局、シールを貼れませんでした。

年賀状じまいで後悔した人は、実際どれくらいいるのでしょうか。

調べてみると、200人を対象にした調査では、後悔したと答えた人は約1割。

それなら、年賀状はやめても大丈夫な気もします。

でも、後悔した人が少ないからといって、自分も後悔しないとは限りません。

私自身、年賀状をどうするかは、1年かけて考えました。

調査結果と私自身の経験をもとに、年賀状じまいで後悔しないために、やめる前に考えておきたいことをお話ししますね。

目次

年賀状じまいで後悔した人はどれくらい?【200人調査では約1割】

年賀状じまいで後悔した人はどれくらい?「年賀状じまいいたします」と書かれた年賀状を思い浮かべて迷う女性のイラスト

年賀状印刷のフタバ株式会社が、2024年9月に20代から80代以上の200人を対象に行った調査を見つけました。

年賀状じまいをして後悔したことが「ある」と答えた人は、10.5%。

回答人数割合
後悔したことはない155人77.5%
後悔したことがある21人10.5%
その他24人12.0%

出典:フタバ株式会社「年賀状じまいの実態と課題とは?」

後悔したことがない人は約8割。

もちろん、200人への調査なので、みんなが同じように感じているわけではありません。

後悔した人は、何を後悔したのか。

個人的には、ここが気になってしまいました。

どうやら、年賀状じまいをする前に、ちょっと考えておきたいことがありそうです。

年賀状じまいで後悔するのは、どんなとき?

年賀状じまいで後悔するのはどんなとき?2027年の年賀状を前に、縁が途切れる場合とつながりが残る場合を赤い線で対比したイラスト

年賀状じまいをして後悔した人の声を見ていくと、ある共通点がありました。

それは、年賀状以外に、相手と連絡を取る手段がなかったことなんです。

年賀状じまいで後悔した理由|年賀状だけの相手と疎遠になった

先ほどの調査には、こんな声が寄せられています。

  • LINEや連絡先を知らない人とは、挨拶ができなくなってしまった(30代女性)
  • 年賀状でやり取りしていた先生たちと、連絡が取れなくなる(40代女性)
  • 年賀状でお互いの無事を確かめていたのに、やめてからは相手がどうしているか全くわからない(50代女性)

恩師、学生時代の友人、遠くに住む知人。

相手はさまざまですが、共通しているのは、年賀状をやめると、ほかに連絡を取るきっかけがなくなってしまうことです。

年賀状が届かなくなって初めて、相手とのつながりが年賀状だけだったことに気づく。

そんなケースもあるのかもしれませんね。

年賀状じまいを後悔しない人は、LINEなどでつながっている

では、後悔していない人は、どう考えているのでしょうか。

同じ調査で、30代の女性はこう答えています。

「LINEで連絡は取れるので。」

60代の男性も、今付き合いのある人との間で困っていないことを、年賀状じまいをした理由として挙げていました。

理由
後悔した人年賀状以外に連絡を取る手段がなく、相手と疎遠になった
後悔していない人LINEなどで連絡が取れ、今の付き合いに支障がない

同じように年賀状をやめても、その後の気持ちは違いますもんね。

年賀状をやめることそのものより、その相手と年賀状以外でもつながっているかどうか。

そこが、後悔するかどうかを考えるうえで、大切なポイントになりそうです。

年賀状じまい後に寂しくなる?やめたのに届いたら?

年賀状じまいをしたあとに、こんな気持ちになる人もいます。

  • お正月の楽しみが少し減った気がする
  • 友人の子どもたちの成長を見られなくなるのが寂しい
  • 自分はやめたのに相手から年賀状が届き、返そうかどうか迷う

一方で、年賀状だけでつながっていた相手とは、やめたあとに連絡を取るきっかけがなくなることもあります。

だからこそ、年賀状じまいをする前に、これからもつながっていたい相手なのか、年賀状以外の方法でも近況を知りたい相手なのかを、一度考えておきたいですね。

私は後悔する?年賀状をやめる前に確かめたい4つのこと

年賀状をやめる前に確かめたい4つのこと。連絡を取り合っている?近況を知る手段はある?つながりを残したい?別の方法でつながれる?

年賀状じまいをしたら、後悔するかな?

そう思ったときは去年届いた年賀状の束か、住所録を出してみてください。

そこに並んでいる名前を見ながら、4つのことを確かめてみます。

① 実際に連絡を取り合っている?

最初に確かめたいのは、連絡先を知っているかどうかではありません。

実際に連絡を取り合っているか、です。

私自身、ここを勘違いしていました。

  • 電話番号は知っている
  • メールアドレスも知っている
  • でも、もう何年も会っていない
  • 最近はメールもしていない
  • 用事がなければ、こちらから連絡することもない

……こういう人、いませんか?

連絡先は知っているんです。でも、普段は連絡を取っていない。

年賀状をやめたら、そのまま何年も連絡しないかもしれません。

連絡先を知っているのと、今もつながっているのは、別ですよね。

「この人と最後に連絡を取ったのは、いつだったかな?」

この記事を読み終わったら、ちょっと思い出してみてくださいね。

② 年賀状がなくなったら、近況を知る手段はある?

  • 引っ越しました。
  • 子どもが生まれました。
  • 元気にしています。

年賀状って、なかなか聞けない近況を知る機会でもありますよね。

では、年賀状がなくなっても、その人の近況を知ることはできるでしょうか。

LINEやSNSでつながっているなら、年賀状がなくても様子がわかります。

でも、年賀状でしか近況を知らない相手なら?

やめたあとに「あの人、今どうしているのかな」と思うことがあるかもしれません。

③ つながりを残しておきたい?

連絡を取り合っていない。近況を知る手段もない。

そんな相手とは、年賀状をやめたら、そのまま疎遠になるかもしれません。

もう会うことも、連絡を取ることもなくなるかもしれない。

そう考えたとき、寂しいと感じるでしょうか。

それとも、「もういいかな」と思うでしょうか。

長い付き合いだから、これからもつながっていたい。

そんな気持ちがあるなら、年賀状を続けるのもいいと思います。

反対に、毎年送っているから続けているだけなら、やめることを考えてもいい。

大切なのは、年賀状を続けることそのものではなく、その人とのつながりを、これからも残したいと思っているかどうか。

一度、自分の気持ちを確かめてみてくださいね。

④ 残したい相手とは、別の方法でつながれる?

「この人とは、これからもつながっていたい」

そう思う相手がいるなら、年賀状以外の方法も考えてみましょう。

  • LINEを交換する
  • 会う機会を作る
  • その人にだけ、年賀状を続ける

年賀状をやめても、LINEでつながっていれば近況を知ることができます。

反対に、年賀状でつながっていたい相手には、これまでどおり出し続けてもいいんです。

年賀状じまいの方法は、ひとつではないんですよね。

方法こんな人に向いている
全員への年賀状をやめる年賀状から完全に卒業したい
一部の人だけやめる残したい関係と、やめたい関係がある
LINEや電話などに移す年賀状がなくなってもつながっていたい
少しずつ減らすいきなり全部やめるのは迷う

まだ迷っているなら、今年すぐにやめなくても大丈夫。

少しずつ減らしたり、残したい相手への年賀状だけ続けたりする方法もありますから。

私自身、年賀状リストや連絡先を見直すのも、生前整理のひとつだと思っています。

▶ 【生前整理でやること6つ】「通帳どこ?」から始まった親と私の片づけ記録

【体験談】50歳の私が年賀状じまいを決めるまで

私が年賀状じまいを決めるまでの3ステップ。父の他界で年賀状を控える→年賀状じまいシールを貼る→直筆であいさつ

父が亡くなったことをきっかけに、年賀状を出さなくなった私。

その後、年賀状じまいシールを買ってみたものの、どうしても貼れない相手が3人いました。

父の他界から始まった年賀状じまい。

シールを貼るだけでは踏み切れなかった私が、今年は直筆でひとこと添えて、年賀状を卒業しようと考えています。

① 父が他界し、年賀状を控える

父が亡くなったのは、年末。

年賀状は、もう書いてポストに入れたあとだったんです。

1年がたち、1周忌も納骨も終えたお正月。

でも、年賀状は出しませんでした。

私は、父が亡くなったことを「出さなくていい理由」にしていました。

正直に言うと、少しホッとしていたんです。

それから年賀状は少しずつ減って、気づけば10通に届かないくらいになっていました。

「出さなくていい理由」を探していたくらいだから、年賀状を出すことが、負担になっていたんでしょうね。

② 年賀状じまいシールを貼る

そして去年の暮れ、年賀状じまいシールを買いました。

昨年買った年賀状じまいシール。貼れた相手と、貼れなかった相手がいました

年賀状じまいのシールにも、いろいろな種類があります。

梅の花などのイラスト入りや、年賀状じまいの挨拶文が印刷されたものなど、デザインもさまざま。

貼るだけで使えるので、文章を考えるのが苦手な人にも便利です。

友人あての年賀状には、迷わず貼れました。

LINEでつながっていればいいかなと思ったんですよね。

親友の子どもたちや、弟の子どもたち。成長を見るのは、私の楽しみのひとつ。

年賀状じまいをしたあとも、LINEで写真を送ってくれます。ときには動画も届きます。

なかには、完全に笑わせにきている動画もあって、スマホを見ながら爆笑することも。

年賀状より、動画の方がよくわかる。

調査には「友人の子どもの成長を見られなくなるのが寂しい」という声がありました。

でも残したかったのは、年賀状そのものじゃなくて、子どもたちの成長を見られることだったんですよね。

③ 直筆であいさつして、年賀状を卒業する

一方で、お世話になった方への年賀状には、シールを貼れませんでした。

  • 失礼に思えた
  • 今後も、お世話になるかもしれない
  • 完全に縁を切りたくはなかった

友人と違って、この3人とは年賀状がほぼ唯一の接点でした。

やめれば、そのまま疎遠になってしまうかもしれない。

そう思うと、手が止まってしまったんです。

そのうちの1人とは、この1年のあいだに会える機会があり、LINEでつながることができました。

これで、年賀状を続けなくても連絡が取れます。

残りの2人については、1年かけて考えました。

電話番号などの連絡先は知っています。でも、もう数年会っていません。

特に用事もなく、こちらから連絡することもない。

では、これからも関係を続けたいのか。

そう自分に聞いてみると、答えは「もういいかな」でした。

お世話になったことへの感謝は、今も変わりません。

ただ、「連絡先を知っているから続ける」「毎年出しているから続ける」ではなく、自分がこの先どうしたいかで決めよう、と思ったんです。

この2人には、今年の年賀状に、シールではなく直筆でひとこと添えて出そうと思っています。

そういえば、77歳の母も今年、年賀状をやめるとのこと。

「年賀状だけの付き合いはしたくない」という気持ちもあるようです。

年賀状をやめるのは、付き合いをすべて終わらせたいからとは限りません。

私も母も、これからの人とのつながりを、少しずつ整理しているのかもしれませんね。

年賀状はやめても、母が元気に暮らしているかは気になるもの。

とはいえ、離れて暮らしているので、毎日顔を見に行くわけにもいきません。

そこで、実家ではWi-Fiなしで使える見守りセンサーを利用しています。

▶ 【Wi-Fiなしでも使える】高齢者見守りセンサー&カメラ8選|ネットのない実家で母が使っているのはこれ

年賀状じまいで後悔しないための疑問Q&A

ここまでに書ききれなかった疑問に、短くお答えしますね。

年賀状じまいは失礼にあたりますか?

一律に「失礼」とは言えません。相手や伝え方によって、受け止め方は変わります。自分が「失礼かも」と感じる相手には、伝え方を変えるか、まだやめないという選択もあります。

年賀状じまいは何歳からしていいですか?

年齢の決まりはありません。フタバの調査でも、年賀状じまいをした人は20代から80代以上まで幅広くいました。年齢よりも、その人との関係をこれからどうしたいかで決めていいと思います。

年賀状じまいシールはどこで売っていますか?

私はロフトの年賀状売り場で買いました。シーズンになると、年賀はがきや一筆箋のコーナーの近くに並んでいます。
近くに取り扱いのあるお店がなければ、通販でも買えます。お店より種類が多いので、デザインから選びたい人にも向いています。

年賀状じまいをしたのに、年賀状が届いたらどうすればいいですか?

「伝え方を失敗した」と考えなくて大丈夫です。相手が見落としていた、習慣で送ってくれた、それでも送りたいと思ってくれた、など理由はさまざまです。お礼を伝えるなら、年賀状でなくてもかまいません。

年賀状をやめたあと、後悔したら再開できますか?

はい、再開できます。一度やめたら二度と出せない、ということはありません。

フタバ株式会社が行った調査では、年賀状じまいをした人200人に「今後、年賀状を出したいと思いますか」と質問しています。

その結果、「機会があれば出したい」「来年は出したい」と答えた人は、合わせて半数以上。年賀状をやめたあとに、もう一度出したいと思う人もいるんですね。

【まとめ】年賀状じまいで後悔しないために考えたいこと

  • 年賀状じまいで後悔する人はいる。でも、やめた人全員が後悔するわけではない
  • 後悔しやすいのは、年賀状だけでつながっていた相手と切れてしまったとき
  • 連絡先を知っていることと、今もつながっていることは別
  • 全員に出し続ける必要も、全員と一度にやめる必要もない

年賀状じまいで後悔する人はいます。でも、やめた人全員が後悔するわけではありません。

大切なのは、年賀状をやめるかどうかだけではなく、相手とのつながりをこれからどうしたいのか、考えてみること。

全員に出し続ける必要も、全員と一度にやめる必要もありません。

これまでの付き合いを振り返りながら、自分に合った方法を選んでいけばいいと思います。

私も、年賀状じまいシールを貼れなかった3人のことを、ずっと考えていました。

でも、1年かけて考えたことで、ようやく自分なりの答えが見つかりました。

ようやく私も、年賀状から卒業できそうです。

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